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バッハ ガンバソナタ(チェロのレパートリーにあらず)

04721  バッハにヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタが3曲あって、チェロとピアノでよく弾かれるし、CDもたくさんあるのだけれど、やっぱりチェロのレパートリーではない、と思ってしまう。
 CDを聞いてもイマイチだし、自分で弾くには難しすぎる。音域が高すぎる。ガンバはa線の上にd線が張ってあるのだ!
 実を言えばガンバソナタとしてもこの曲はイマイチではないのか?バッハは楽器のこと、考えてねえよなあ、と思うことがしょっちゅうあって、この曲はその典型だ。バッハは音楽のことしか考えてない。だからガンバらしさ、とか、弾き易さ、効果みたいなことは眼中になかったのではないか?(いや、もちろんそんなことなくて、楽器のこともとてもよく知っていたのは、知っているけれど、なんていうか、抽象性が高いというか、、、)ガンバを聞きたいなら、マレとかコンソートのほうがずっとガンバらしい美しさが聴けると思う。

 鈴木秀美がモダンを弾いていて売り出し中の頃、バッハの無伴奏の5番、6番は練習してない、6番はオリジナル(の五弦のチェロピッコロ)で弾きたいし、モダンで弾くようなそんな難しいコトする必要ない、というようなことを言っていて、マッタクだマッタクだ、と感心した。僕も弾かないぞ。

 ガンバソナタとしてCDを聞いていても、なんというかモゴモゴしていて欲求不満だ。だからビルスマのチェロピッコロで弾いたCDを聞いたときはこれだ!と思ったものだ。チェロの方がずっと多声部のからみが聞き取りやすいし、しかもちゃんとバッハの響きだ。チェロピッコロならe線があるのだ。弾きやすい。4弦のチェロピッコロだと下の方音が出ないが、5弦でもはみ出してしまう(7弦のガンバはH線までありチェロより低い!)のだ、適当にオクターブ上げてやればよいはず。
 だからチェロピッコロのレパートリーになるのかな。ということは5度下げて普通のチェロで練習、あるいは一人楽しむと言うこともあるかも知れない。

 

 関係ないけど、ホルンで無伴奏チェロ組曲を吹いたCDが出ている。(一昔前にはサックスだった)今度は同じ奏者がガンバソナタも出したらしい。まだ聞いて ないけど、少なくとも無伴奏はホルン奏者以外には価値がないと思った。
 わざわざホルンで吹かれたものを聞く必要がない、という意味だ。モーリス・アンドレTpがモーツァルトのフルート協奏曲を吹いた奴もすごく上手くてあきれかえったけれど、一度耳にすればもういいや。
 いっぽう、矛盾するけれど、多くの曲がオリジナルの楽器で演奏するのが一番良いのは明らかだけれど、演奏する側としては演奏できるのは一個か二個の楽器しかない。前にも書いたけれど他の楽器のための曲も楽しんで悪い道理はない、と思う。

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