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極意はメガネ

 自閉症だろうとなんだろうと、妹は妹なのである。ちゃっかりしてる。要領がいい。怒られ強い。
 おねーちゃんはあこがれなのである。おねーちゃんのやることはどうしてもやりたいのである。おねーちゃんの使ってる物は私もいじりたい。でも怒られるかも知れないから、じっと見つめて、後で、誰も見てないときにこっそりやってみる。(あとで見つかると、怒られるが、ぴゅーっと逃げて、でも、懲りない)
 ヴァイオリンは大事な物だとわかっているからか、それにお古をもらっちゃったから、それで満足している。弾きたいのだけれど、人の言うことはわけが分からないから、勝手にやって、だから弾けない。左手が内側から出て押さえるのがわからない。外側から押さえるのが自然じゃないか。どうして弾けないんだ。思う音が出ないから、しょうがない、歌っちゃおう。雑音しか出てないヴァイオリンを弾きながら、おねーちゃんのいつも弾いているメロディーを歌うのを聞くと大笑いしてしまう。かわいい。なるほどー。その曲を弾きたかったんだね。最後は和音をちゃんと「じゃら〜ン」と歌って、格好もそれらしい。みんなで拍手した。「じょうずー」
 どうしておねーちゃんのように弾けないのかわからなかったのだけれど、そうか!わかった!秘密はめがねなんだ!
 と言うわけで、妹のヴァイオリンケースの中にはメガネが入っている。(^^;)

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