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中川良平のあらゆる旋律楽器のための二重奏曲集(ほぼ完璧!)

2本のフルートあるいはアルトサックスのための二重奏曲集を購入した。これはすばらしい。
 楽譜屋で見つけて、この厚さ(368ページ!186曲!)コストパフォーマンスのすばらしさ(5000円弱!)。難しくなさそうだし、どれも2ページ以内の曲だから、そんなに面白くないかもしれないけれど、これだけ曲があれば楽しめそうだ。子供のモダンフルートとあわせられるだろうし、曲によってはTさんのトラベルソとヴォイスフ
ルートでもできそうだ。易しいのなら、家族ででもできそうだし、もちろん移調すればチェロデュエットもできそうだ。
 家に帰って、子供のモダンフルートと合わせたのだが、実に良い!そんなに面白くないかも、なんて思ってごめんなさい。すばらしい!これは決して初心者だけのものではない。初心者から上級者まで楽しめる。
 これは、フルートあるいはアルトサックスなんて、とんでもない。あらゆる旋律楽器奏者が持つべきものだ。

 そう言うわけで、この曲集には重大な、致命的な欠陥がある。タイトルが「フルートあるいはアルトサックス」なんて、もったいない!
「あらゆる旋律楽器のための二重奏曲集」とすべきだ。なんなら、
「フルートでもオーボエでもサックスでもクラリネットでもヴァイオリンでもヴィオラでもバスーンでもチェロでもなんでも!」とでも副題をつけるのだ。ついでに「演奏上の注意」を付ける。

以下、僕のかってな演奏上の注意・・・・・・・・・・・・・・・

 この曲集はあらゆる旋律楽器で楽しめます。
 フルート(フラウトトラベルソ、ピッコロも)オーボエ(コールアングレ)サックス(ソプラノからバリトンまで)、クラリネット、ヴァイオリン、ト音記号が読めるならどの曲もこのまま楽しめます。
 リコーダーの場合、上のパートはアルト、下のパートはテナーが一番音域があっていますが、出ない音のある曲もあります。テナー二本とか、アルトでテナーのフィンガリングがよい曲もありそう、いろいろ試してください。
 フラウトトラベルソでもほとんどの曲が楽しめます。なお、ドシャープは穴を全部閉じて、フルートを内側に回せば何とか出ます。これは歴史的な方法だと有田正広が言っています。
 ヴィオラあるいはヴィオラダガンバの場合、もちろん、ト音記号が読める人はそのまま(実際はオクターブ下)、読めない人はト音記号をハ音記号(アルト記号)だと思って、シャープを2個増やし(またはフラットを減らし)て、楽しめます。(つまり楽譜は書き直さずに2度上に転調して、楽しめます)
 チェロ、バスーン、その他ヘ音記号の楽器の人はト音記号をヘ音記号だと思って、フラットを3個増やし(あるいはシャープを減らし)て楽しめます。なお、フラットを3個も増やすと増えすぎて大変だ、という場合は、シャープを4個増やすという方法も可能です。この方法だとたとえばフラット3個の曲は差し引きシャープ1つになるので、演奏しやすくなります。
 この方法が出来ないヘ音記号の楽器の奏者は「2本のバスーンのための二重奏曲集」も出ています。こちらを購入ください。
 なお、蛇足の蛇足ですが、この方法はリコーダー奏者にとっては必須の技術です。これを使えば、すべてのトラベルその曲がそのまま吹けるようになります。また、フランス式ト音記号というらしいですが、古いフランス物にはト音記号が一本下に書いてある物があるようで、それを(リコーダーの奏者に限らず)演奏できるようになり
ます。

 同じ楽器二本でなくてはならない、ということはありません。いろいろ試してください。フルートとオーボエ、あるいはヴァイオリン、なんてのは響きも美しそうです。
 僕はモダンフルートとチェロで何曲か演奏してみました。美しい響きでした。チェロの方はト音記号をそのまま(1オクターブ下げて)弾きました。なれないとちょっと難しいですが、ト音記号が読めるようになると便利です。
 移調楽器の人も実音が出せるようになると便利ですよ。つまり、Bフラットの場合、2度あげて(一つ上の音を出す、シャープ2個増やして)吹けるとたとえば他の楽器の楽譜や、歌の楽譜をそのまま吹いてピアノで伴奏してもらえます。またクラリネットでヴィオラのアルト記号が読めることになります。
 Bフラットの楽器とバスーンまたはチェロであわせる場合、バスーン(チェロ)はト音記号をテノール記号だと思って、フラットをふたつつけるとそのままあわせられます。テノール記号の練習だと思ってください。音域がちょっと高いかもしれません。
 Eフラットのアルトサックス、バリトンサックスとバスーンまたはチェロの場合、サックスはト音記号で、バスーンまたはチェロはヘ音記号でフラットを3個増やすと、あーら不思議、同じ調になります。是非おためしください。
 ただし、他の異なる楽器の組み合わせと同じで、音量と響きのバランスが、難しいと思いますので、慎重に、お互い良く聞いてあわせましょう。

 残念ながら、金管楽器には音域が広すぎるようです。ですが、移調したり、オクターブ移動したりすれば楽しめる物もあるようなのですが、試してみませんか。Img046

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