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「怖い絵」2,3 中野京子 朝日出版社

10111kowai  2,3もとてもおもしろかった。後書きにある通りで、いつからか、教養主義が反感を持たれ
「絵(でなくても芸術)は純粋に感性だけで見るべし」
 と言われてひさしいが、くそくらえだ。この本の中には真の教養がある。教養無くしては真の理解は得られない。教養を少しずつでも得ること、つまり知るということは大きな喜びだ。

 ヨーロッパ人はろくに入浴せず、香水などで体臭を隠す、というようなことを聞くが、ペストなど大流行した当時の医者が毒は水に溶けて体に入っていくと言って、入浴はよくない、とした、と言うようなことが書いてある。なるほど。

 ヨーロッパで(だけじゃないだろうけれど)繰り広げられた権力闘争と死刑の生臭さがずいぶんたくさん取り上げられている。人権派と言われる人々の、死刑反対の声高な主張はこういう歴史の残渣なんじゃなかろうか、というのはたわごとだろうか?

 ガヴァネスのことは、ほとんどまったく知らなかった。無知だった。勉強したくなって、本を借りた。

 伝レーニの「ベアトリーチェ・チェンチ」が名作マンガ「寄生獣」にそっくりだ。本当にそっくりで、岩明均はもしかしたら、知っていたのではないか?とてもこわい。

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