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「常識としての軍事学」 潮匡人

100808_1457_0001 「常識としての軍事学」 潮匡人 (うしおまさと)中央新書ラクレ

 著者のことくらい調べてから借りればいいのだけれど、ほかの本のついでに借りたもので、適当に題名だけ見て借りた。軍事の常識なんて面白いのだが、そうじゃなかった。まあ、予想していたとおりと言うか、それ以上(というか以下)だった。どういう本かというと、


 軍事はすばらしい、軍服かっこいい。軍事は日常にあふれている、インターネットはアメリカ軍が作った…。日本経済再生の鍵は軍事。…。と言う感じ。

 だれだって内輪びいきというか、自分と関係あることをよく言うのはわかるけれど、あまりにもトンチンカンだし度が過ぎてる。どのページにもどのページにも、「軍事はすばらしい」、どれもこれも「起源は軍」、「バカ左翼」…なんだもん。自分と考え方の違う人たちのことはすべてひとからげに「左翼」と呼ぶらしい。
 軍事的技術が世の最先端を行くのは当然だろう。だからかっこいいの?「防衛大学生を誇りに思う」から、「防衛大学の志願者が激増する方向へ働きかけたい」のだそうだ、ふーん。
 内容とは関係ないが、何度か仮説という言葉を使っているが、どうも日本語がおかしいんじゃないかね?小学校6年生のような使い方をしている。全体的に小6程度の論理展開のようだ。戦略と戦術のところはどちらがどちらの説明なんだか、まったくわからないように書いている、編集もチェックしないのかよ。

 事実や資料で見るべきこともあるんじゃないかとも思ったが、でもいまやwikiやらなんやらすぐ調べられるからなあ。もちろんそれで食ってるらしいから、ある程度の情報はあるらしい書き方ではある。だからからか、諜報戦のあたりは比較的面白く読めた。そのあとはまた全然だめで、やっぱりこいつは小6程度の知能なんだな。

 というわけでほとんど見るべきものがない本だった。まったく先入観なく読み始めてそれでもほんの数ページで化けの皮がはがれるような内容。まあ、著者は小林よしのりとか、田母神俊雄とか、どうしようもないのと一緒らしいから、推して知るべしか。

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