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包丁を研ぐ

包丁を3本研いだ。そんなにうまくないけれど、少しは切れるようになったかな。
 チェロ弾きが包丁研ぎと言えば、鈴木秀美がガットカフェにだったかいろいろ包丁の話や料理の話を書いているけれど、僕はもうちょっとシロートっぽいことを考えている。

 包丁研ぎと弦楽器の弓の動きはよく似ている。
 包丁を研いでいると肩に力が入っていることがよくわかる。肩の力を抜いて、と思うのだが、なんだか無理やり力をいれて肩の力を抜いている。矛盾した書き方だけれど本当にそんな感じなのだ。チェロを習っていたときに肩に力が入っている、とずいぶん言われたのを思い出す。鈴木秀美が「無心に」研ぐ、なんて書いていたはずだが、だんだん集中はしてくるが全然無心なんてものじゃなくて、なんだかいろいろ考えている。
 身体は肩にせよ、肘にせよ、関節の一点で連結、運動するのだから回転運動なのだが、弓も包丁も直線往復運動しなければならない。何も考えないと包丁の刃は丸くなってしまうし、音は均一にならない。初心者の頃、弓を持つ手の動きは、向こう側にある中心に対して円を描くように運動をするように意識しなければ、直線運動にならない、と言われた。
 弓の動きは時々(じゃなくて毎日?)鏡でチェックしなければならないのだが、直線運動を意識しすぎているというか、どうも弓の元に来たときに(逆に)弓の先が下がってしまう癖があるらしい。前にオーケストラの指揮者がチェロ弾きだったのだが「お前は、昔は弓を30cmくらいしか使えてなかったよなあ」と言われたので、今はもう少しは使えているのかな。
 包丁は直線運動すらきちんとできていないと思う。こねているようなのだ。難しい。しかも20cmほどある砥石の7,8cmしか使えていないような感じなのだ。
 おじが鎌を研いでいるのと見たことがあるが、おじの使っていた砥石は使い込んで真ん中がすっかりへこんでしまっていた。(2cmか、3cm程も!)こんなに丸くなってしまってはちゃんと研げないんじゃないかと思ったが、そんなことはないらしいのだ。(いまだに)不思議だ。

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