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佐野洋子「右の心臓」

2012627migi
 佐野洋子はもちろん「百万回生きた猫」が代表作と思われているのだろうけれど、僕は好きじゃない。あざとい感じがして。エッセイはとても好きだ。正直で、本音がとてもうまく表現されていると思う。
 この「右の心臓」は、微妙だった。戦後すぐのいなかを舞台にしていて、小説なのかな、ヨーコの語りで綴られる、たぶんほとんど佐野洋子自身の体験なのだろうが、たしかに子供の視点がとてもうまくかかれているとは思うのだけれど、若干のあざとさを感じてしまうのだ。死んだ兄にパンツぐらい履かせてやればいいのに、と思うヨーコのところが引用されて、子供の純粋な気持ちを忘れない著者のどうのこうのと評価されるのだろうけれど、やっぱりあざとさを感じてしまう。たぶん読む僕自身が不純なんだろう。


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