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コダーイ 無伴奏チェロソナタ 作品8

2014kodaly  庄司薫が、若者には無限の可能性がある、と言うが、可能性と言うのは実は不可能性のことなのだ、と書いていて実に鋭いなあと思ったものだ。結局自分にはノーベル賞は取れそうもないし、いや第一線の研究者にすらなれないし、もちろん王にも長島にもなれない。
 最近の風潮で「夢は必ずかなう」みたいなことを安易に言いやがってまったく不愉快だ。
 そうしたら今度は、夢は職業にはできないかもしれないが、たとえば趣味で楽しむと言うことだってできるじゃないか、と若者に説教しているのを聞いてしまった。何を言う、趣味だって楽しむには技術がいるし、夢はかなわない、まあいいけどさ。
 アマチュアがプロのオーケストラと協奏曲を共演、なんてほとんどの人にとっては夢にすぎない。だが、CDと共演すればヴィーンフィルとでもさらにはヴィーンフィル、ロストロポーヴィッチとだって、同時に(!)共演できるのだ。すごい。これも庄司薫なのだが、うまくいけば(あるいはうまく弾けないところは)腕組みしていて、それでもあたかも自分がホロヴィッチになって弾いたかもしれないような満足感を味わえる。
 コダーイの無伴奏は無伴奏チェロ組曲なのだが、一部2段譜で書いてあるらしい。(左手によるピチカートの伴奏(リズム)と旋律)。G線とC線を半音下げて調弦するよう(本来C-G-d-aに対しH¹-Ges-d-a)になっていると言うし、5オクターブに及ぶ音域。とてもアマチュアの手に負えるものではない。
 でもこれだって、からじゃないオケはできるだろうか。シュタルケルの左手に伴奏してもらって、シュタルケルと一緒に旋律をほんの少し弾けるだろうか。ガットは415で調弦してあるのだ、モダンのH¹-Gesじゃないか。伴奏させてもらえるかな。
 だが、まだパブリックドメインではなくて、楽譜はネット上にない。3000円で簡単に手に入るが、3000円の価値は(僕にとって)ないだろうなあ。
 聴くのはとても好きだ。最初に耳にしたのはペレーニだったはずで、LPはもちろんシュタルケルを買った。ヨヨマも聴いたが、やっぱりシュタルケルがすばらしくて、「松脂の飛ぶ音が聴こえる」かどうかは知らないが、他はあまり印象に残っていない。

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コメント

お早うございます。isisです。

私のブログからこの記事にリンクさせていただきました。→http://blog.goo.ne.jp/cellisch/e/d2412de7fb61d506d9ec06ed5fe858a4
トラックバックの方法がいまひとつ不明で(^_^;)。。。
よろしくお願いします。

投稿: isis | 2014年4月20日 (日) 11時07分

isisさん、こんばんは。
 コメントありがとうございます。isisさんの記事も読ませてもらいました。まったく聴くだけの曲ですよね。名曲だと思います。
 トラックバックは、こちらのトラックバックURLをコビーして、そちらの記事の保存時に、トラックバック送信とかなんとかかいてあるウィンドウに放り込んで送信、ではなかったかな?機会がありましたら、やってみてください。

投稿: せろふえ | 2014年4月21日 (月) 21時54分

こんばんは、isisです。

お手数をおかけしました。
年齢と共にITから離れていくような(笑)。最近覚えたスキルから順に忘れていきます(笑)。

投稿: isis | 2014年4月22日 (火) 22時20分

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