« ストーブ購入 | トップページ | 「中東戦争全史」 山崎 雅弘 »

高校の音楽の先生相手に音楽の話

 なんともおそれおおいことに、高校の音楽の先生相手に、講師として、音楽の話をしてしまった。
 しょっちゅう遊んでくれる音楽の先生に、いつも遊んでくれるだけだって恐縮してしまうのだが、「音楽の研修会があるのだけれど、無料で来てくれる講師なんていないよねえ、と言うから、知り合いがいる、と言ってしまった。時間があるなら来てくれるか?」と言われ、もちろん断ったのだけれど、頼み上手なのだ。ついついおっちょこちょいに引き受けてしまった。
 リコーダーアンサンブルを楽しむ研修会ということになり、リコーダーのかいつまんだ歴史の話、そこからピッチの話、レパートリーの話など1時間くらい話をしただろうか。それからさらにリコーダーアンサンブルを楽しんだ。来てくれたのは数人だったのでかえってアットホームでありがたかった。
 なぜリコーダーは「リコーダー」と言うか、ということを切り口にして、「小鳥愛好家の楽しみ」を紹介し、ついでにIMSLPにウォルシュ版が登録されているのを紹介。小鳥愛好家の楽しみも、IMSLPのこともウォルシュのこともみなさんご存じない、まあそうだろう、プロというのは狭く深くなのだ、こういう些末な知識はオタクというかアマチュアの楽しみなのだ。
 続いてエドガー・ハントの「リコーダーとその音楽」をネタ本に、リコーダーのかいつまんだ歴史の話をして、ルネッサンスリコーダー以下楽器コレクションを自慢(?)してピッチの話。
 ピッチの話:昔は今と違って情報化時代じゃないからa=440と統一されていなかった。弦楽器からは昔のことは全然わからないけれど、管楽器やオルガンは残っているものがあるから、それからいろいろ昔のピッチのことがわかっている。昔は今より半音くらい低かった、と聞いている方もいるかもしれないが、それはあまりにもおおざっぱな話なのだ。実際は時代により、また同じ時代でも地域によりだいぶ違っていたらしい。(残っているルネッサンスリコーダーのセットのひとつは、a≒460、バロック時代はだいぶ各地域のことまでわかっている。バッハの使っていた複数のピッチの話、辺境の(貧乏な)村の教会ではパイプオルガンの管を短くしてスズを節約するためにピッチが高かった、などなど)
 さらにはさすがに音楽の先生に、その場で伴奏をしてもらって、おそれおおくもソロの演奏(モーツァルトのフルートカルテット(1楽章のみ))までしてしまい、その後はリコーダーアンサンブルを一緒にやってもらった。生徒さんとできるかもしれないポピュラーなものを中心に、ホルボーンもできて、幸せだった。
 こんなおそれおおくもありがたいことはめったにできることではない。楽しい数時間だった。

|

« ストーブ購入 | トップページ | 「中東戦争全史」 山崎 雅弘 »

リコーダー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1394633/58330085

この記事へのトラックバック一覧です: 高校の音楽の先生相手に音楽の話:

« ストーブ購入 | トップページ | 「中東戦争全史」 山崎 雅弘 »