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昔の医者通いの思い出

 子供の頃はよく熱を出した。当時は町中の医者が往診してくれて、よく尻に注射された。当時その筋肉注射で医療事故があり、そのニュースが流れた後は、この間までなんでもなかったのに、変な感じがしたらすぐ言えと、妙に医者が神経質になっているのがおかしかった。
 その医者には母の自転車の後ろに乗ってよく通った。後輪に足を突っ込んでしまって2、3度ひどいねん挫をした。内科と整形外科と掛け持ちで通った。まだ子供を乗せるような仕組みは何にもなくて、ただのフレームに座布団かなにかのせてその上に乗り、母の腹に手を回して乗っていたと思う。
 内科のごく近所に、今思えば自閉症だと思う男の子のこと言うか、お兄さんがいて、よく通りで奇声を上げたり、ラッキィ池田のようにおでこにジョーロじゃないけどわけの分からないものを縛りつけて、おもちゃの刀を振り回していた。不思議に怖いとは思わなかったが、いや、こわかったのかな、もちろん近づこうとは思わなかったが、母もほかの大人もけっして彼のことには口に出して触れなかった。
 驚いたことにその内科の息子が医者になって、自分の職場の顧問の医者なのだ。ごく最近知ったのだが、びっくりした。今度健康相談のときにでも実は先代の医師(せんせい)にも診てもらっていたのですよ、と言おうかと思っているのだが、まだ機会がない。

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